【マスト？】フィナステリドの解説【副作用は？】

ジヒドロです。今回はAGA治療の定番の薬であるフィナステリド(以下フィナ)を解説します。この２つはほぼ同じ働きをします。

AGA治療においてこのフィナステリド(若しくはデュタステリド)を使用しないと薄毛の改善を実現する事は難しいと言われるほど治療の肝になる成分です。

フィナステリドの働き　ジヒドロテストステロンの働きを弱め　抜け毛を防ぐ

男性ホルモンが多いとハゲるという迷信がありますが、半分ホントで半分ウソです。男性ホルモンの殆どは睾丸で作られるテストステロンで、主に骨格や筋肉の成長に影響すると言われており、思春期以降、男性が逞しい体つきになっていくのはこのホルモンが影響しています。

しかしながらテストステロンが直接、ハゲに関係するわけではありません。もしテストステロンがが多くてハゲるなら、分泌量が多い10代後半20代中盤位の人が最もハゲているという事になります。

AGAの犯人は酵素です。毛根の中には5αリダクターゼという酵素があり、テストステロンがこの5αリダクターゼという酵素とくっつくとより強力なジヒドロテストステロンというより強力なホルモンに変わりこれがハゲを促進すると言われております。

5αリダクターゼの頭皮の分布の仕方や活性化する時期は遺伝により決まると言われているので、ハゲが遺伝するという考えは合っていると考えています。

このテストステロンと5αリダクターゼがくっつく事を阻害する働きをするのがフィナになります。ジヒドロテストステロンが生み出される事を防ぐので、ハゲを促進する要素を減らすイメージです。

フィナ自体には髪の毛を生やす効果はありませんが、ハゲを促進を止める事でフィナだけでも髪が増える効果が現れる場合があります。

現代の育毛ではフィナを使いハゲを食い止める事が必要になります。

フィナステリドの入手方法　クリニック？ 個人輸入？

フィナステリドは錠剤として飲む事が一般的で、メルク社のプロペシアが有名です。

個人輸入だとシプラ社のフィンペシアが有名ですが、ジェネリックなので同様の製品が多数あります。

また、プロペシアの5倍の含有量を持つプロスカーという製品もあります。一般的にAGA治療の場合は1㎎の容量を摂取するので、4分割して使います。

メーカー名	製品名	容量
MSD	プロペシア	1㎎
ジェネリックメーカー多数	フィナステリド錠	1㎎
シプラ	フィンペシア	1㎎
MSD	プロスカー	5㎎
シプラ	フィンカー	5㎎

フィナは医療用医薬品になりますのでドラッグストアでは入手が出来ません。

入手の手段は大きく2つクリニックや皮膚科で処方してもらうか個人輸入で手に入れる事が出来ます。私がAGA治療を始めたのは10年以上前でAGAクリニックなどなく、十分な情報もなく個人輸入から始めましたがこれから始められる方はクリニックや皮膚科で医師の見解を聞いてからでもいいかもしれません。

フィナステリドの効果的な飲み方

フィナステリドは血中濃度の半減期が6時間から8時間と言われています。

せっかく飲んでも8時間後には効果が半減する可能性があるという事です。一般的には24時間毎に同じ時間に飲む事が良いとされています。私は夜寝る前にミノタブと一緒に飲んでいます。(今はデュタステリドですが）

6～8時間後に半減期という事は2つに割って朝晩飲んだ方が効果が高いのでは？と考えた事もありますが、フィナの0.2㎎でも効果が感じられる場合は試してみても良いかもしれません。ビデンスはないので有効かどうかは？です。

目を通していない論文があるかもしれませんので、分かり次第アップデートしたいと思います。

副作用はあるのか？

フィナの副作用としては下記のものがあげられています。

臨床試験では1％程度とプラセボとほとんど変わらない数値であった事から気にしなくても良いという意見の方も多いですが、フィナは数十年、下手すれば一生続けていく薬ですので少し慎重になった方が良いと思います。

自分は感じているのは勃起機能の不全ですね。ただ最初の数年は副作用は全く感じませんでした、使用して3～4年後に徐々に低下を感じ始めました。

重篤な副作用は殆ど報告がされませんが、数十年の服用の追跡データはありませんので、慎重に考えるべき項目だと思います。

	頻度不明
重大な副作用	肝機能障害

	頻度不明
過敏症	そう痒症，蕁麻疹，発疹，血管浮腫（口唇，舌，咽喉及び顔面腫脹を含む）
生殖器	睾丸痛，血精液症，男性不妊症・精液の質低下（精子濃度減少，無精子症，精子運動性低下，精子形態異常等），リビドー減退，勃起機能不全，射精障害，精液量減少
肝臓	AST（GOT）上昇，ALT（GPT）上昇，γ-GTP上昇
その他	乳房圧痛，乳房肥大，抑うつ症状，めまい

まとめ

AGA治療において、脱毛ホルモン(DHT)を止めるのにフィナ(デュタ)は必須の成分になります。副作用のリスクはありますが、これがないとハゲを止める事は不可能といっても過言ではありません。カツラや自毛植毛をした人でもそれ以上のハゲの進行を防ぐために使われている成分になります。用法と容量、そして副作用を正しく理解して使用を検討してください。

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